丁寧な作り方でファン多数!ふるさと納税で人気の「あくまき」

2017.8.23
丁寧な作り方でファン多数!ふるさと納税で人気の「あくまき」

南九州の伝統食として、ふるさと納税でも人気の“あくまき”。

今回は、母の代から長年作り続ける温水さんに、あくまきの作り方とおいしい食べ方、そして作り手の想いをお聞きしました。

霧島のふもとで作られる人気の”あくまき”

温水さんは宮崎県高原町で、あくまきのほか、そばや油味噌などの昔ながらの食品を作られています。

「母の手伝いをしていたころからあくまきを作っているので、今では作り始めて20年ほどです。あくまきは、このあたりでは田植え時期のおやつとして作られていたものなんです。だから私と同じ年代の人はみんな味を覚えているんじゃないかなと思います。」

あくまきの作り方~モチモチした食感は“あく加減”“結び方”がカギ!~

あくまきの材料となるのは、竹の皮、もち米、そして木の灰です。

「あくまきに使っているもち米は、すべて自家製なんですよ。」と話す温水さん。

あくまき以外にも、そばや油味噌などを製造する施設を持っており、生産から加工までを担う“6次産業化”を視野に作っているそうです。

あくまき作りで大事なのは、やっぱり灰汁(あく)

名前の通り、大事になるのが灰汁(あく)の濃さです。

「うちでは灰から灰汁を作っています。灰汁の具合が足りないときは市販のものと合わせて使っています。灰の質が大事ですね。不純物が入っていると白くにごったりしていいものができないんですよ。灰汁は濃いとえぐみが強くなるし、薄くても良くない。加減が難しいですね。」

竹の皮ともち米の下準備

まずは乾燥した竹の皮を洗って水にひたし、戻しておきます。その後、もち米を包む前にもう一度水で洗って、表面をきれいにしておきます。

また、もち米は作る前の晩に水で洗い、水気を切って灰汁に一晩漬けておき、翌日もち米を灰汁からあげて使います。漬けておいた灰汁は後ほど煮込むときに使うそうです。

ひとつひとつ丁寧に もち米を竹の皮で包む作業

もち米を竹の皮に包んでいきます。

もち米 包む

お米を計って竹の皮に乗せ、横長の3つ折りにします。

竹の皮 折りたたむ 

それをさらに3つ折りに。

竹の皮 さらに折りたたむ

あくまきを竹ひもで結ぶ

竹の皮をさいて作ったひもで結んでいきます。結ぶひもは3本。この結び具合で、できあがりが変わってくるそう。

「灰汁で煮ていくと、中のもち米がふくらんできます。弾力のある仕上がりにしたいときは、ひもはしっかりめに結んで、やわらかめにしたいときはゆるめにひもを結んでいます。」

あくまき 竹紐で結ぶ

真ん中、そして左右の順番に結んでいきます。

煮込み、完成

いよいよ灰汁を入れて大鍋で煮ていきます。温水さんは途中で煮え具合を確かめながら、灰汁の加減を調整しているそう。

「火加減や灰汁の具合など、その時で違うので、毎回同じように作るのはとても難しいです。その都度調整しながら作っています。」

3時間煮込んで、水気を切ってようやく完成です!

”お箸”がおすすめ!あくまきをきれいに切る方法

「まずひもをほどいて、竹の皮から中のもちをはがします。」

あくまき はがす

「結んである竹ひもが長いときは、それを使ってひっぱりながら切ってもいいですし、うちのは短くしてあるので、箸で切っています。きれいに切れますよ。」

あくまき 切り方 箸

箸の先を水でぬらして切ると、よりスッと切れそうです!

温水さんおすすめのあくまきの食べ方

田植え時期のおやつだった“あくまき”ですが、甘くしてもしょっぱくしてもおいしく食べられるそう。

さっそく温水さんに、あくまきのおいしい食べ方をお聞きしました。

その1 きなこ砂糖

一番のおすすめは“きなこ砂糖”をかけて食べる方法です。

あくまき きなこで食べる

「これが定番の食べ方じゃないでしょうか。灰汁のえぐみも気にならずおいしく召し上がれると思います。」

その2 砂糖のみで

「お砂糖だけかけるのも、よくやる方法ですね。元がもち米だから、おもちと同じように食べてもおいしいですよ。」

その3 しょうゆで

「おしょうゆにつけて食べるのも、子どもの頃からやってましたね。」

この他にも、はちみつやメープルシロップをかけたり、衣をつけて天ぷらにしたりと、色んなアレンジで楽しめそうです!

お客さんから“絶品”といわれるあくまき作り

温水さん

「あくまきは、ふるさと納税でも注文をいただいてますが、個人のお客さんからも直接注文が来るんですよ。そういったときは、お手紙を書いたりして、感想などをお聞きしています。」

お手紙 感想

直接お手紙をいただくこともあるそうです。

「こんな感想をもらえるとうれしいですね。タダで送ってあげようかと思うくらい(笑)。ひとつひとつ、自分ができる最大限の注意を払いながら丁寧に作っています。」

今回あくまき作りを見せていただきましたが、本当にひとつひとつの作業を丁寧に行う温水さんの仕事振りに、ファンが多い理由はここにあると感じました。

温水さんのあくまきはふるさと納税特産品で

ほどよい灰汁加減と、もちもち感が人気の温水さんのあくまきは、現在高原町周辺の直売所のほか、高原町ふるさと納税の返礼品としてお取り扱いがあります。

伝統のあくまきをぜひご賞味ください!

(インタビュアー・文:北原 優美/ライター)

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