知ってる?宮崎完熟きんかん。その名も『たまたま』

2017.2.27
知ってる?宮崎完熟きんかん。その名も『たまたま』

宮崎を代表する冬の甘い果実といえば完熟きんかん『たまたま』。なんともユニークでかわいらしい名前です。宮崎では出荷解禁日を祝う「きんかんヌーボー」なんてイベントも開催されるほど有名な果実なんです。

生が一番!宮崎完熟きんかん『たまたま』は皮ごと丸かじり。

完熟きんかん『たまたま』は宮崎県の商品ブランドのひとつ。今回は、高原町で完熟きんかんを生産している温谷文雄さんと栄子さんご夫婦に完熟きんかん『たまたま』についてお話を伺ってきました。

甘さの秘密は時間と厳しい基準にあり。

全部で220本もある温谷さんのきんかんハウス。1月から2月は完熟きんかんの最盛期です。

たわわに実ったきんかんの実は、「2度切り」という切り方で収穫します。1度目は果実から5㎜くらい枝を残して切り離し、2度目は果実のギリギリのところまで枝を切り、ひとつひとつ傷つけないように丁寧に収穫していきます。

―加工用のきんかんや路地物のきんかんと比べて完熟きんかん『たまたま』の大きな特徴はなんですか?

「糖度がぜんぜん違います。『たまたま』は16度以上。そして『たまたま』の中でも最上級のきんかん『たまたまエクセレント』は18度以上あります。」

―フルーツだと何と同じぐらいでしょう?

「いちごが14度です。まぁ、食べてみて。」 

ちぎりたての大きくて丸い鮮やかなオレンジ色の完熟きんかんを試食させていただきました。

あまいっ!さすがきんかんのエリート。まったく酸っぱくもなく、独特の苦味もない。いちごよりも甘くて、きんかんのイメージがまったく変わる驚くほどの甘さです。

「皮にブツブツが見えるでしょ。これは油胞(ゆほう)といって、これが浮き上がってきたら糖度が高くなって、美味しさが増してきたということです。」

―完熟きんかん『たまたま』には糖度以外にも基準があるのですか?

「完熟きんかん『たまたま』は、花が咲いてから7か月以上(210日以上)樹の上で完熟させた果実で、大きさにも基準があります。」

『たまたま』は、糖度16度以上、直径2.8㎝以上、『たまたまエクセレント』は、糖度18度以上、直径3.2㎝以上のもの、しかも、外観の優れたきんかんしか『たまたま』を名乗ることを許されていないのだとか。

完熟きんかんは天然のサプリメント

厳選された完熟きんかん『たまたま』。九州以外の方にはあまり知られていないので、食べ方についての問い合わせがあるのだそうです。

―『たまたま』の一番美味しい食べ方を教えてください。

「絶対生です。きんかんは便利な果物で、口の中にそのまま入れて皮ごと食べればいいだけです。皮も剝かなくていいからゴミもでないし、手も汚れない。」

「完熟きんかんは、ビタミンが摂れてミネラルも豊富なんですよ。」と教えてくれたのは妻の栄子さん。

実はきんかんは、こんなに小さいのに素晴らしい栄養価を持つ果物なんです。美肌にかかせないビタミンCやミネラルはもちろんのこと、健康に良いものがたくさん含まれています。

手軽で、健康にも良くて、さらに美容にも良い完熟きんかん『たまたま』。忙しい朝など、手軽に摂れる天然のサプリメントです。

自然農法で育てた体に優しいきんかん

―収穫時に大変な点などありますか?

「収穫時は気を使いますね。きんかんに傷を付けないようにクッション材を敷いて、重量でつぶれないように浅いコンテナを使って収穫しています。」

まずは分別機にかけられ、大きさによって大きく分別されます。

「ここからの分別が難しいんですよ。きんかんはまん丸ではないんですよ。楕円形なんです。だから分別機にかけると上から見たらLサイズでも、横の長さで判別されると3Lサイズに分別されてしまうんです。
だから大別した後は、さらに一つ一つ人の目で大きさや斑点などの有無を確認して分別していかなければならないんです。」

さらに分別されたきんかん『たまたま』は、手袋をしてひとつひとつ丁寧に箱詰めされて出荷されます。

―栽培にも工夫している点はありますか?

「うちは有機質を活かすために除草剤を使わないんです。合鴨君をハウスに入れて、合鴨君に雑草を食べさせて除草しています。」

自然農法で育てた温谷さんの宮崎完熟きんかん『たまたま』と『たまたまエクセレント』は、甘いだけではなく、体にも優しくとても丁寧に収穫されたきれいな素晴らしいきんかんです。

まずは『たまたま』全国展開!

宮崎では有名でも全国的にはまだまだメジャーではない完熟きんかん『たまたま』。今後の展望について聞いてみました。

「きんかんはまだまだ認知度が低く、食べ方がわからないという人が多いんですよ。だからうちでは今年からホテルへサンプルを送ったり、北海道へ送ったりしています。将来的には認知度をもっと上げて全国展開していきたいですね。」

将来はきんかん栽培を引き継ぐと言ってくれた子供たちのために、今あるきんかんの樹と共に頑張りたいと微笑む温谷さん夫妻。親子2代を見守る完熟きんかんの味が楽しみです。

完熟きんかん『たまたま』は高原町のふるさと納税で

宮崎完熟きんかんは、日持ちも良く20日ぐらいは楽しめます。甘くて皮ごと生で食べられるきんかん。その名も完熟きんかん『たまたま』。食べたら「これがきんかん?!」ときっとびっくりすることでしょう。高原町のふるさと納税でぜひ一度ご賞味ください。

(インタビュアー・文:梅本かよこ/ライター)

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