この秋イチオシ!高原町のニジマス甘露煮

2016.9.30
この秋イチオシ!高原町のニジマス甘露煮

高原町のニジマスは秋が一番脂がのっておいしい季節。その旨さたっぷりのニジマスをじっくり煮込んだ『ニジマスの甘露煮』は、高原町の特産品やふるさと納税の商品も取り扱っている「駅サイティング市高原店」の大人気商品です。

手間と時間をかけた『ニジマスの甘露煮』

ニジマス・店頭陳列商品

明るさ満点の「駅サイティング市高原店」店長田上修子(たのうえ なおこ)さんに『ニジマスの甘露煮』が人気商品である理由と、リピーターが多い「駅サイティング市高原店」についてもお話しを伺ってきました。

炙って煮込んで完成までに6時間

「製造者の入佐養魚場で稚魚から育てられたニジマスを使って甘露煮を作ってもらっています。完成するまでに6時間以上はかかるそうです。炭で炙ってから秘伝のたれでじっくり煮込んで、それを冷ましてから真空パックにします。ご夫婦で時間をかけて作っていらっしゃるのですごく心がこもっているんですよ。」

ニジマス1

頭から尾までまるかじり

「炙ってから作っているので、炊き込みご飯にした時は水分をすごく吸うのでご飯にも味がとてもしみ込みます。このままおつまみとして食べる方も多いですね。」

小骨が多いというイメージがあるのですが。

「ぜんぜん違和感ないですよ。頭から尾まで食べられます。魚が大嫌いな子供でも、唯一この甘露煮だけは食べられるそうですよ。臭みもないですし、炊き込みご飯は米を洗って少し多めの水に『ニジマスの甘露煮』をのせて炊くだけ。味付けは一切なし。」

田上さんが作った『ニジマスの甘露煮』の炊き込みご飯をいただきましたが、骨もまったく気にならないので子供でも食べやすく、ご飯にもしっかり味がしみていてとってもおいしかったです。そのまま食べてもたれが芯までしみ込んでいるのでお酒の肴にももってこいの旨さでした。

炊き込みお茶碗編1

ニジマス3おつまみ編

霧島山麓の清らかな湧き水で育ったニジマス

ニジマスは適した水温と水質の環境が整わないと養殖はなかなか難しいといいます。甘露煮製造者の養殖場でも8000匹のうち2000匹しか育たないのだとか。

秡川名水4

「だから貴重なんです。高原町は水がきれいだからニジマスのほかにヤマメも稚魚から育てています。ヤマメはもっと貴重ですが味はニジマスとまったく一緒で触感も同じなんですよ。」

霧島山麓の清らかで豊富な湧き水で育ったニジマスを、時間をかけてじっくり煮込んだ甘露煮は秋の食欲を大いにそそる一品です。

もうひとつの人気の理由

いつもみんなを明るく元気にし、思いやりの気持ちをもって接客している田上さんは、来店者だけではなく、ふるさと納税商品の『ニジマスの甘露煮』にもその気持ちをのせて送っています。

「一生懸命作っている商品を簡単に送りたくないんです。だから私は手書きのお礼状を添えて送っているんですよ。手作りで時間をかけて作っているのを知っているからこそ大事に扱いたいし、作る人の気持ちを伝えたかったんです。
お礼状の最後に必ずこちらの方言(西諸弁)をひとつ書くんです。そうしたらその方言を使って返信が返ってきたんですよ。うれしかったですね。」

手紙1

― 田上さんが商品に添えて送るお礼状はすべて手書きですか?

「はい。大変だからコピーしたらどうかとも言われたけど、それでは相手に伝わらないと思って。そうすることでもらった人に喜んでもらえたらいいなぁと思って。返信がくると自分のはげみにもなってうれしいしね。」

田上さん3と手紙

お礼状アップ

大人気なものは甘露煮だけではありません

田上さんが営む「駅サイティング市高原店」は、JR吉都線高原駅舎内にあり、毎日たくさんの人が訪れるとても人気のあるお店です。県外からのリピーター客もいるのだとか。

駅舎2

高原駅正面店舗入

店入口

アットホームな駅サイティング市

「当初は県が口蹄疫の支援事業として開設運営していたのですが、事業の終了に伴い、平成24年4月からは私個人が引き継いで運営しています。」

店内1

― 田上さんは開設当初から働いているのですか?

「そうです。県の事業が終わってからは立ち上げた者としての責任もあるし、せっかくお客さんも増えてきて、特産品を出していただく方もいたので閉店するわけにはいかないと思って引き継いでさせていただくことになりました。」

― いち従業員として働くのと自分で店を運営することとは違うと思うのですが。

「私としてはまったく一緒でした。県の事業の時からアットホームなお茶飲み場みたいな雰囲気のお店にしたいと思っていましたからお茶を飲む所も作ってもらいました。商品を買わなくても立ち寄ったり、汽車に間に合わなかった方には次の汽車が来るまでここで待ってもらったり。」

― 良いコミュニケーションの場になっているのですね。年配の方が多いのですか?

「そうですね。年配の方は一人暮らしだから愚痴や話を聞いてもらうところがないので、ここで話をして元気を出してもらったり、業者さんも休憩にいらしたりしますよ。」

取材中もいろんな方の来店がありました。そのうちのひとり、常連さんで85歳の山田とみ子さんは「毎日5回は来るの。朝早く来て、中間で来て、また来て。時には留守番もするのよ。来やすいんですよ。ここは。楽しいし、話がはずみます」とお茶を飲みながら田上さんとの会話をうれしそうに楽しんでいました。

田上さん2とお客さん

駅サイティング市は「いこいの場」

『ニジマスの甘露煮』をはじめ心のこもった手作り商品と、居心地の良さや田上さん目当てに来店するお客さん、そしてご主人手作りの温かみのある陳列棚に囲まれて楽しそうに働く人気者の田上さんには、この地域で店を運営するにあたってひとつだけ絶対に譲れないことがあります。

「仮にこの店を他の人に託すことになっても、ここのいこいの場の雰囲気だけは崩して欲しくないですね。そこは譲れない。お客さんも業者さんも大事にしたいから。」

優しさのなかにも強い意志を持つ田上さんにこれからの夢を聞いてみました。

「高原町はお店がない地区が多いんです。だからお年寄りの所に販売に行きたい。移動スーパー的なもの。ただ販売するだけではなくて、欲しい物があったら何でも注文を聞いて次行く時に届けてあげたい。大げさな言い方で言うと困った人を助けたいの。でも体はひとつしかないからねぇ。はがゆいです。」

人を思いやり、誰に対しても耳を傾ける田上さん。地域のためにも田上さんと一緒にすばらしい夢を追ってくれる人が早く現れてくれるといいなぁと思いました。

もらってうれしい高原町の秋の『ニジマスの甘露煮』

ふるさと納税の商品として「駅サイティング市高原店」がご提供する『ニジマスの甘露煮』は、商品紹介だけではなく、アレンジ方法も書いたお礼状を添えて大切に丁寧にお送りしています。

じっくり煮込んだ『ニジマスの甘露煮』はオールシーズンご提供しておりますが、脂ののったこの季節、秋の食欲の火付け役として是非ご賞味ください。

 
(インタビュアー・文:梅本 かよ子/ライター)

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