お米の種類と特徴について

日本にはお米の種類が数多く存在するため、どのお米を選んでよいのか悩む方も多いでしょう。お米の種類や特徴、失敗しないお米選びについてご紹介します。
世界的にみたお米の種類
お米は大きく3種類に分けられます。その判断基準は、「粒の大きさ」、「香り」、「粘り」、「食感」などの違いです。
ジャポニカ米
日本人が普段食べているお米で、粘りがある炊き上がりが特徴。主に日本、中国、韓国、アメリカ、ヨーロッパの一部で栽培されています。
インディカ米
粒が細長くて粘りは少なく、パサパサした食感。世界的にも多く栽培されているお米です。「タイ米」はインディカ米の一種。
ジャバニカ米
大粒で炊くと少し粘りがあるジャバニカ米は、パエリヤやリゾットによく使用されます。
日本のお米の種類と特徴
日本のお米は、日本人の味覚や日本食に合うように作られています。お米の種類や特徴を知って、風味の違いを楽しみましょう。
コシヒカリ
コシヒカリは、全国各地で栽培され、日本で最も多く生産されているお米です。甘み、粘りが強く「おにぎり」などに適しています。
ヒノヒカリ
小粒でどんな料理にも合う、オールマイティーなヒノヒカリは、宮崎県発祥のお米でツヤと粘りが特徴。冷めても美味しいので、お弁当におすすめです。
ササニシキ
ササニシキは、宮城県や山形県で多く生産されているお米です。コシヒカリに比べ、甘すぎずあっさりしており、クセがありません。和食や握り寿司によく使われています。
あきたこまち
東北地方で多く生産されている、あきたこまち。手ごろな価格で人気があります。ツヤや香りがよく、モチモチ食感が特徴です。
ひとめぼれ
ひとめぼれは、コシヒカリに次いで生産量の多いお米です。全国各地で栽培されており、中粒であっさりした、やわらかい味が特徴。
ゆめぴりか
北海道の最高級銘柄のゆめぴりかは、これまでの北海道産のお米のイメージを払拭するおいしさが特徴です。しつこくないモチモチ感が人気の秘密。
はえぬき
山形県の気候や風土に合わせて作られた、はえぬき。発売してから21年間連続で最高水準の特Aランクを誇ります。冷めても美味しいため、コンビニのおにぎりにも採用されています。
他の人気銘柄
- ミルキークイーン
- ななつぼし
- きらら397
- ほしのゆめ
- 日本晴
- 森のくまさん
- 夢ごこち
- キヌヒカリ
- まっしぐら
- つがるロマン
知って得する!お米の表記や基準
美味しいお米を選ぶためには、産地やブランド名だけで判断せず、等級や食味ランクを確認することが重要です。
米の等級
お米は収穫され米穀検査をします。この検査は品質や成分を検査し、お米のランク付けを行うものです。「1等米」から「規格外」までの4段階あり、等級が高いほどお米の品質はよい評価となります。
米の食味ランク
毎年、産地や品種ごとに食味官能試験が行われます。「香り・外観・味・粘り・硬さ」、「総合評価」の6項目で評価しランク付けされ、最もよいものは「特Aランク」になります。
皇室献上米について
皇室献上米とは、毎年、宮中で「勤労感謝の日」に行われる「新嘗祭(にいなめさい)」に使われるお米のことです。「新嘗祭」は、収穫された新しい穀物を天皇陛下が国民を代表して、農作物の恵みに感謝する式典です。
皇室献上米は毎年、いくつかの県から厳しい審査を経て選ばれます。その田んぼには、神域を示す鳥居が建てられ、御田植祭から献穀祭までさまざまな儀式が行われます。
注目を集める『小清水栽培米』
最近では、全国各地にブランド米が増えていて、栽培方法も品種もそれぞれの土地ならではのよさを活かしたお米になっています。なかでも注目の「小清水栽培」は、植物の病気や虫に対する抵抗力を最大限に引き出すため、機微生物を効率よく使う環境保全型農法です。
高原町では、ひのひかりのブランド米『小清水米』をお礼の品としてご用意しています。皇室への献上米にも選ばれた美味しいお米を、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか?