ふるさと納税で人気のお米に『夏の笑み』が登場!

高原町のふるさと納税で大評判のお米に、新品種『夏の笑み』が登場しました。
「ひのひかり」より早い収穫となるため、一足早く新米が楽しめます。今回は『夏の笑み』に取り組む有水さんご夫妻と追立さんの姿を追います。
宮崎生まれの新品種『夏の笑み』」の魅力
『夏の笑み』は宮崎県の農業試験場で開発、登録されている新品種です。「こしひかり」に替わる早期水稲として改良されたもので、美味しさ、作りやすさを兼ね備えたお米といえます。
風にも負けない強さ
「4月中旬に田植えをしますので、通常のお米(ひのひかり)と比べて収穫も1~2か月早くできるんですよ。今年は稲穂が出たのが7月18日なので、8月末には稲刈りし、新米がお目見えとなります。」
同じ早期水稲の「こしひかり」に比べて丈が短いので、風による倒壊に強く、収穫量が15%も多いのが特徴。台風にも負けない強さが頼もしいですね!
とにかく味が良いんです
「食味が良い。味が良いんですね。ちなみに、昨年のうちの『夏の笑み』を専門機関で食味検査してもらったところ、自己最高の値が出てビックリしたことがありました。」
そんな有水さんの自信作『夏の笑み』、ぜひ食べてみたいですね!
特別栽培米として育てる『夏の笑み』へのこだわり
有水さんたちはこの『夏の笑み』を”特別栽培米”として、大切に育てています。
これまで同様に徹底的に農薬を減らす栽培を
”特別栽培米”は農薬の成分が通常の1/2、化学肥料(窒素成分)も1/2しか使用することができない減農薬で栽培されたお米です。
「これまでも、極力農薬の使用を抑えていましたが、成分数を考え計算しながら、その数値以下にしなければいけません。そのためには毎日田んぼを見回って、虫の発生状況や稲の生育を観察し、無駄な農薬を省く必要があります。」
湧水と独自の農法が生み出すお米
霧島山からの湧水が流れる小川はクレソンが育ち、なんとシジミまで!さらに、独特の”もみがら燻炭”を撒いて、田んぼを肥やし丈夫な稲を育てています。
消費者の声に応えるさまざまな工夫
最高の状態でお米を出荷するために、精米機・無洗米仕上機と色彩選別機の3つの機械を導入。
「商品として出す以上は、よりきれいなお米を届けたい。環境や使いやすさを考慮して無洗米に仕上げます。さらに色彩選別機できれいなお米だけ出荷しています。」
他にも、もみすり乾燥機などの導入を検討中とのこと。生産から仕上までの徹底的な自家管理を目指しているそうです。
こうしたこだわりと、たゆまぬ努力の甲斐が実って『夏の笑み』は、この夏、収穫を迎えました。
両親の開墾したこの土地を守りたい
「ここは、河川敷の松林だったところを両親が苦労して開墾した田んぼなんです。」と有水さん。現在、有水さんのお子さんは農業には携わっておらず、後継者がいません。
そんななか、ともに農業の楽しみを見い出し、農業の未来を語り合っていた追立さんの存在が大きくなっていきました。有水さんのなかで「ここを、追立さんに守ってもらいたい」との想いが強くなっていったそうです。
追立さんと合同会社「米夢」を設立
有水さんと合同会社を設立した追立隼嗣さんは、農業がしたいという思いから鹿児島県から高原町に移住。そして、3年前に有水さんの農業雇用制度で研修生として米作りに携わるようになりました。
「自分で考え、自分でやれる農業の面白さを追立さんに味わってもらうには、これまでの雇用という形ではなく、会社にすれば良いんだと。これが、合同会社米夢の設立のきっかけです。二人で一緒に夢のある米作りをやっていきたい。」そう話す有水さんと、
「会社にしておけば、自分の後にまた志のある人に継いでもらえますから…」と未来を見据える追立さん。
お二人のこの土地への愛情、農業への想いがひしひしと伝わってきました。
高原町を盛り上げたいという信念
「生産から販売までを一貫して手掛けたい」その思いは、この土地への深い愛情と自分のブランドを立ち上げることで、高原町を盛り上げたいという信念からです。
以前は収穫したお米のほとんどをJAに出荷してたのですが、新燃岳の噴火がきっかけで畜産との複合経営をやめて、米作り1本でいくことに。
「自家販売してみると、消費者との距離が一挙に縮まりました。お米に対する反応もすぐに聴こえます。喜びが倍増しますよ。」と有水さん。
「いずれは6次産業まで。農作物の加工までやってみたいんです」と若き後継者、追立さんの夢は広がります。
ふるさと納税で味わえるこだわりのお米
特別栽培米として、減農薬で大切に育てられたお米、新品種『夏の笑み』は合同会社米夢から”はなのまい”というブランドでお届けします。
一足早く新米を味わいたい方にぴったりの返礼品となっております。この機会に、湧水育ち、こだわりの美味しい新米をぜひご賞味ください。
(インタビュアー・文:亀田 桂子/ライター)