ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

高原町ロゴ

トップページ > ふるさと納税 > 噛むほどに味わいが広がる天然酵母のパン

噛むほどに味わいが広がる天然酵母のパン

2016年2月16日

噛むほどに味わいが広がる天然酵母のパン

霧島連山の麓、自然豊かな高原町。ここに隠れ家のような小さなパン屋があります。噛むほどに味わいの広がるパンを作るのは、松崎さんご夫妻が営む宮崎県高原町の『田舎のぱん屋』。パン作りに込めた想いとこだわりの素材について、お話をうかがいました。

パンの甘みを引き出す天然酵母

「シンプルなものしか使いたくない」という松崎さんのパン作り。一番のこだわりは天然の酵母を使うことだそう。

天然酵母の材料は、小麦粉・米・麹菌と酵母菌の4つ。これを水に溶いて30時間置きます。なぜ、それほどまでに時間と手間をかけた天然酵母を使用してパンを作るのでしょうか。

「まず、香りが違います。米類をベースにした天然酵母ですので、酸味が少なく、パンにしたときに甘みが増します。素朴で噛むほどに味わいが広がり、小麦本来の味を楽しめるのが天然酵母で作られたパンです。」
天然酵母のパン
米類をベースとした酵母の甘さは、噛むほどに甘みを感じるお米や、お酒の甘さに似ているそうです。日本人の口に合う、素朴で懐かしい味のするパンは、この天然酵母の働きがあってこそなのですね。

九州産小麦との出会い

パン作りに適した小麦はカナダ産や、北海道産で、それ以外の小麦でのパン作りは非常に難しいと言われています。

「日本は、団子文化なんです。だから、北海道以外の国産小麦でパンを作るとどうしても、べちゃっとしてしまって、うまく膨らまない。硬いパンができてしまう。そのため、最初は北海道産を使用していました。」
天然酵母のパン_作業中
以前から、“地元のものを使って安心安全なパンを作りたい”という想いがあったという松崎さん。九州産小麦を使うきっかけになったのは、地元高原町で作られた小麦との出会いがあったからだといいます。

「高原町で小麦が作られるようになって、使ってみないかと提案がありました。扱いが難しいからと敬遠されていた小麦でしたが、うちは喜んで使いますと、開発に乗り出しました。」

ほかの小麦粉との相性や水の分量、吸水率、発酵の仕方など少しづつ改良を重ね、外はカリッと中はもっちりとした食感のパンができあがりました。現在は製粉技術の向上もあり、福岡産の小麦と高原町産の小麦をブレンドした九州産小麦のみでパンを焼いているそうです。

地元産の素材を生かしたパン作りへのこだわり

「小麦以外にも九州産、宮崎産にこだわりパンを作っています。バターは宮崎県産、砂糖は洗双糖(せんそうとう)という鹿児島産のものを使っています。きび糖の類でミネラルが豊富です。添加物などは一切入っていません。」
天然酵母のパン_材料

地元野菜や果物を使った季節のパン

天然酵母のパン_ブルーベリー
パンに使う具材やジャムも地元の野菜、果物を使っています。農家の方から直接新鮮なものを仕入れ、自分たちの手で一から作ります。

季節によりいちご、リンゴ、ブルーベリー、完熟キンカンやマンゴー、けったくり芋、和紅茶などがあり、なかには店頭に2週間ほどしか並ばない商品も。毎年、お目当てのパンを楽しみに訪ねてくれる方も多いそうです。

子どもにこそ食べてほしい無添加のパン

スナック菓子や甘い食べ物が多い現代の食事事情。もっちりとして、噛むほどに甘みの増す天然酵母のパンは、ぜひ子どもさんに食べていただきたいと松崎さんは言います。

パンが完成するまでには、天然酵母の発酵に30時間、パン生地と合わせて発酵するまでには12時間かかります。素材にこだわり、手間と時間をかけたパンは、おいしいだけでなく松崎さんご夫婦の愛情も感じられるやさしいパンですね。

「カタチが見えない」世界から「カタチが見える」世界への転職

田舎のパン屋_1
以前は福岡で大手IT企業のシステムエンジニアをしていたという松崎さん。コンピュータのメンテナンス業務は、ソフトウエアー等の作業が中心でした。

ご夫婦の両親が住む高原町に移住を決めたときにはまだ、パン作りは趣味でしかなかったそうです。ご近所さんに趣味で作ったパンをおすそ分けしているうちに、そのパンが評判となり、『田舎のぱん屋』が誕生しました。

「システムエンジニア時代は機械相手の仕事で、目に見えないところで仕事が完結していく。初めて自分の手で作ったパンが形となり、お客さまの手へと渡ったときは、とても感動しました。あのときの喜びは忘れられません。」

お客様からの「おいしかったよ」の声をいただいたり、季節ごとに「あのパンそろそろ?」と聞かれることもしばしば。待っていてくださる方がいるというのは、とても嬉しいし、励みになるとおっしゃっていました。

高原町のふるさと納税で“天然酵母のやさしい甘さ”のパンを

素材にこだわり、じっくりと丁寧に時間をかけて作られる松崎さんのパン。もっちりとしたパンを噛むたびに、やさしい甘さが口の中に広がり幸せな気分になりました。

きっと松崎さんご夫婦の「おいしくて体にもやさしいパンを食べてもらいたい」という想いが、パンに表れているのだと思います。

天然酵母と九州産小麦で作られた『田舎のぱん屋』のパン詰め合わせは高原町ふるさと納税よりお選びいただけます。食べると幸せな気持ちになるパンをぜひ、ご賞味ください。

(インタビュアー・文:加藤沙織/ライター)