町内全域での断水解消についての町長メッセージ
町内全域での断水解消についての町長メッセージ(令和4年9月29日)
台風14号の影響により、常盤台水源地が被災し9月19日から断水が続いておりましたが、9月28日午前6時に町内全域で断水が解消しました。
これまで給水区域の町民の皆様に多大なご不自由をお掛けしましたが、皆様のご協力により給水を再開することができ心から感謝を申し上げます。
被災現場は、大規模な山林崩壊により管理用道路と水源地が多量の土砂と倒木に埋まり、道路も崩壊していることから、復旧作業は、困難を極めましたが、作業に当たった業者には、深夜に及ぶ懸命な復旧作業を続けてもらい25日までに管理用道路の確保、仮設の送水管の敷設が完了し26日午前0時に送水を開始することができました。
町民の皆様への給水については、給水できる量が限られており、大変ご不便をお掛けしましたが、自衛隊の災害派遣を始め、宮崎県内・鹿児島県内の自治体、企業からの給水車の派遣、給水袋や給水タンクなどの資材提供や災害協定に基づく車両の貸渡しなどの支援を受けながら続けることができました。また、ボランティアや個人による高齢者宅などへの水の配布や個人での給水所の設置などでも多くの皆様に協力していただきました。町民同士で助け合いながらこの窮地を乗り切ろうという機運も感じられたことは、大変有難いことでありました。
仮復旧工事が完了し、今後、本格的な復旧工事を計画していくことになります。併せて高原町内全域に渡る配水計画も検討する必要があります。ライフラインが一端途絶えた場合の影響は、計り知れないものがあり、特に断水は町民の日常生活はもとより、給水区域全体の社会経済活動に及ぶことになります。
今回の経験を活かし、町民の皆様への水の供給という重要なライフラインを守っていくために、最善を尽くして参りますので町民の皆様のご理解を賜りますようお願いいたします。
令和4年9月29日
高原町長 高妻 経信