歴史の散歩道 史跡
1皇子原(おうじばる Oujibaru)
神武天皇ご降誕の地と伝えられている皇子原は、高原町一帯を見下ろす高台にあります。古代は子どもを産む際、家とは別に産屋を建てる風習があり、宮ノ宇都の高千穂宮におられたウガヤフキアエズは要害の地である皇子原に産屋を建てられたものといわれています。
昔から非常に神聖な地とされており、近くには皇子神社、御腰掛石、産場石などがあります。
2産場(石うべし Ubeshi)
皇子原神社には産場石(うべし)と呼ばれる石がまつられています。
これは神武天皇がお生まれになった場所、あるいは産湯をつかわれた場所であると伝えられています。
3高千穂宮(たかちほぐう Takachihoguu)
この地は、宮ノ宇都又は権現ともいい、湯之元温泉のすぐ近くにある宮ノ宇都は、降臨されたニニギノミコトが本拠として高千穂宮を設けられたところと伝えられ、、狭野尊(神武天皇)幼年時代にお住みになった場所とされています。
4血捨之木(ちしゃのき Chisyanoki)
狭野尊(神武天皇)が御誕生になられた時、諸物を洗い清めた所と言い伝えられています。
5祓原(はらいばる Haraibaru)
狭野尊(神武天皇)が御誕生になられ身体を祓い清められた場所でこの名がある。お産詣りの時は、ここにお参りするとよいと伝えられています。
6祓川(はらいがわ Haraigawa)
祓原より流れ出る水は、清く美しい川で、人々が水を汲み使用されたと伝えられこの地名があります。
7狭野渡(さのわたし Sanowatashi)
松八重川(まつばえがわ)の下流で狭野尊(神武天皇)がこの地を出発され東の方へ行かれる際、最初に渡られた川でここを狭野渡と言われるようになりました。
8馬登(まのぼり Manobori)
狭野尊(神武天皇)がここで初めて馬を召されてお乗りになられた所と伝えられ、この地名が残っています。
※上記の他にも、町内いたるところに「神武天皇」にまつわるゆかりの地があります。